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『悪の教典』貴志祐介

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学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。


<評価>★★★★★

嫌な意味でものすごく衝撃的なお話しでした。展開が気になって、寝る時間を惜しんで読みふけりました。読み終えた後、お風呂に入ったのだけれど、シャンプーを流す時に目をつぶるのが怖くて、ガタッと物音がするたびに、誰かが散弾銃を持って入ってくる気がして、ドライヤーの時も、30回くらい後ろを振り返りました。寝てる間も夫が言うには、すごくうなされていたみたいです。馬鹿みたいだけど、それ位、この小説はおそろしかったんです。

緻密な設定がすごい!!サイコな教師・蓮実先生。あだなはハスミン。授業も面白いし、熱血で生徒の悩みもどんどん解決してくれて、とっても頼りになる良い先生なんですが、ちょいちょいカラスを感電させて殺したり、近所の犬をたまねぎ入りハンバーグを与えて殺そうとしたり、何かかおかしいぞ、この先生・・という感じで読み進めていくことになります。

思いっきりの生悪説の人間。よく、人は生まれた時は善だけど、その後の家庭環境なんかで生悪になるなんて聞きますが、蓮実先生の場合は、幼い頃からのエピソードからすると、生まれついての悪人なんです。人が怪我をしたり死んだりすることになんの感情もわかず、邪魔だな~と思ったら、緻密に計算して、完全犯罪を遣り通すのです。身近にこんな人がいたらと思うと怖すぎる。。

下巻なんて、学校バトルロワイヤルです。だって、クラス全員を殺そうとするんですもの。警察って、こんなにも頼りないわけ?と不安になります。『青の炎』を読んだ時にも感心したのだけれど、貴志祐介さんは、細かなディティールの書き方が抜群に上手いです。本書は怖かったけど、他の作品もぜひ読んでみたいです。

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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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