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『神は沈黙せず』山本弘

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幼い頃に理不尽な災害で両親を失って以来、家族で信仰していた神に不信感を抱くようになった和久優歌。やがてフリーライターとして活動を始めた彼女はUFOカルトへ潜入取材中、空からボルトの雨が降るという超常現象に遭遇する。しかしこれは、「神」の意図をめぐる世界的混乱の序章に過ぎなかった―。UFO、ボルターガイスト、超能力など超常現象の持つ意味を大胆に検証、圧倒的情報量を誇る一大エンタテインメント。


<評価>★★★★★満点

大変に素晴らしい小説だった。寝る暇も惜しんで読み続けました。私は本来、荒唐無稽なSFって肌に合わないな~なんて尻込みしちゃっていたんですけど、このお話しは理論的で、現実と虚実がよい具合にごちゃ混ぜになっていて、鳥肌がたちました。

頭が良い人の議論を聞くのが好きな私は、多少チンプンカンプンでも、優香のお兄さんと加古沢黎との議論とか、興味津々で読みふけりました。久々にこんなに物語にのめりこんだな、という感じです。

兄が「サールの悪魔」という言葉を残して、奥さんと子供もほったらかしで失踪して、優香は超常現象をあまり信じていなかったのだけれど、空からボルトが降ってくるという現象を目の当たりにし、もしかしたら神様という存在がいるのかもしれない・・・と思い始めます。

私も、優香と同じような事をよく考えていました。「どうして神様がいるとしたら、善い人間を死なせたり、病気にしたりするのか」ということ。もし神様がいるのなら、悪人にだけ、災いをおこせばいいではないか・・・。それに対する答えも、きちんとお話の中で結論が出ています。

冷静な視点で見ると、月に神様の顔が現れたり、けっこうトンデモな小説なんですが、ここまで理論的に描かれると、そんなこときになりなくなるんだな。素晴らしい!

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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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