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『クラインの壺』岡嶋二人

クラインの壷 (新潮文庫)クラインの壷 (新潮文庫)
(1993/01)
岡嶋 二人

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<評価>★★★★★
ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨紗とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は…。現実が歪み虚構が交錯する恐怖。

どうしてこんなに面白い作品を今まで知らなかったのだろう。もう、すっごく良かったです。 主人公がゲームのシナリオを描いた事から未来の産物のようなバーチャルなゲームに関わるようになっていくお話なのですが・・。今現在、ゲームは、3Dまで進歩したけれど、100年後くらいには多分、本書に出てくるような、カプセルに入って、見るもの触るもの、匂いなど、本物のゲーム体験が出来るようになると思います。しかしそれは、やはり脳や身体にも副作用が出ると思うんですよね。目の前で人が死んで血を見ただけでもしかしたらトラウマになっちゃうかもしれないし。 最初は、ゲーム機能の凄さにワクワクしている主人公なんですが、同じ被験者アルバイトの女性が行方不明になり、だんだんとゲーム会社に対して疑問を持ちだすんですが、ゲーム自体がリアリティがありすぎるので、どこまでが現実でどこまでがゲームの世界の中なのか、分からなくなってしまうという、とんでもない恐怖が待ち構えているんですね。自分がカプセルの中に入っている間に、シナリオを書き換えられたらどうしようもないし。これはとんでもない怖さだと思います。 あくまで娯楽としてのゲームのはずなのに。  そして、この作品を最後に作者二人の方が、解散してしまったそうで、すごく残念に思います。こうゆう作品をまた読みたいです。

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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