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『アンハッピードッグズ』近藤史恵

アンハッピードッグズアンハッピードッグズ
(1999/10)
近藤 史恵

商品詳細を見る

<評価>★★★★☆
幼稚園からの知り合いである真緒と岳は、パリで犬の弁慶と共に同棲している。恋人のような、ただの腐れ縁のような関係の二人。ある日、岳は空港で置き引きにあって困っていた日本人のカップルを連れてアパートへ帰ってくる。パスポートが再発行されるまで、と二人をしばらくの間部屋に泊めることにした真緒と岳。奇妙な同居生活は、
ある偶然のいたずらを境にして、四人の関係を微妙に歪ませてゆく……。

これが近藤さんの初めての恋愛小説とのこと。私は犬が好きなので、不吉なタイトルだとは思いつつ、手に取りました。読んでみて、「近藤さんの描く恋愛って大人で好きだな」と感じました。『凍える島』やキリコシリーズとはまた違う、ちょっと江國香織テイストな大人の為の残酷な世界、童話かな。

舞台がパリ。なんてお洒落で憧れちゃう街。そんなパリに、真緒と岳は住んでいます。二人はくっついたり離れたりのくされ縁。岳が最初にパリに来て、弁慶という犬の世話をしてもらう為に真緒をパリに呼んだのです。「犬の世話」という口実を作らないと照れくさいんですよね。二人にとっては。素直に一緒にいたいといえない膿んだ気持ち。。

パリの生活って憧れだわ。バスタブにビールとタバコを持って入ってみたり、(こうゆう事って何故か日本では出来ない気がする)。ワインにバゲッドにシリアル、クロワッサンにカフェオレ・・。パリのクロワッサンがすごく美味しそうで、食べてみたい~。

そんな二人の所に現れたのが、都築夫妻。新婚旅行でスリにあい、泊まる所もないので、岳がしばらく二人を泊める事になるんですが。。岳は常識にとらわれない、奔放な男性で、新婦の睦美にちょっかいを出してしまいます。そんなこんなから、ぐちゃぐちゃと絡まる四人の関係。

個人的には、岳という男性は苦手だな、ということ。その場が楽しければいいじゃん、という感覚で後先を考えないし、ある意味女性にすっごく冷たい。それは無責任ということ。その無責任さが、どれだけ真緒や睦美を一喜一憂させちゃうんです。こうゆう男性には、近づきたくないな。

文章が優雅で、そこはかとなく上品で、淋しくて、なかなか心に響きました。

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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