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『ウエハースの椅子』江國香織

ウエハースの椅子ウエハースの椅子
(2001/01)
江國 香織

商品詳細を見る

<評価>★★★★☆
「私の恋人は完璧なかたちをしている。そして、彼の体は、私を信じられないほど幸福にすることができる。すべてのあと、私たちの体はくたりと馴染んでくっついてしまう」―三十八歳の私は、画家。恋愛にどっぷり浸かっている。一人暮らしの私を訪ねてくるのは、やさしい恋人(妻と息子と娘がいる)とのら猫、そして記憶と絶望。完璧な恋のゆく果ては…。とても美しく切なく狂おしい恋愛長篇。

江國さんにしか描けない世界。とても息苦しくて、くしゃっと壊れてしまう・・そんな世界。

私には恋人がいて、恋人には妻と子がいる。でも離れられない。 でも、夜になると絶望がやあ、といって忍び寄ってくる。それを私ははらいのけることなんか出来ない。妻子ある人を好きになってしまうと、とても辛い。決して自分を選んでくれる事はないのだから・・・。絶望・不安・孤独・・そうゆうものを描かせると江國さんはすごく上手だと感じます。そうそう、そんな気持ちになるよね、みたいな。

多分、お話の中の私にとって、彼との別れは、イコール死なんでしょうね。ものすごくくたびれているし、物を食べる意味すらなくなってしまう。文章が透き通るように綺麗でうっとりしてしまいます。

+既読の江國香織作品+
『きらきらひかる』
『ぬるい眠り』(きらきらひかるのその後が収録)
『赤い長靴』
『抱擁、あるいはライスには塩を』

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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