スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『永遠の仔』天童荒太

永遠の仔〈上〉永遠の仔〈上〉
(1999/02)
天童 荒太

商品詳細を見る
永遠の仔〈下〉永遠の仔〈下〉
(1999/02)
天童 荒太

商品詳細を見る

<評価>★★★★★
再会は地獄への扉だった。十七年前、霧の霊峰で少年たちが起こした聖なる事件が、今鮮やかに蘇る―。山本周五郎賞受賞作から三年余。沈黙を破って放つ最高傑作ミステリー。

遅ればせながら、やっと読む事が出来ました。今まで、ドラマ化や、本を読まない友達が、「永遠の仔」だけは寝食忘れて読んだ!と言っていたので、ずっと読みたいと思っていた作品です。

友達が言っていた意味が良く分かりました。私も、ずーっとずーっと読んでました。文章のテンポが良くてスラスラ読めるだけに、読み辞めるタイミングがつかめないすごい本でした。虐待がテーマ。これを読むと、子供を育てるというのは、ちょっとやそっとのことでは出来ないんだぞ、ものすごいことなんだぞ、としみじみ思いました。

優希にジラフとモウル。三人の虐待経験を持つ男女の幼少時代と大人時代が交互に語られていきます。

誰にも切実な悩みを打ち明けることが出来ない三人。病院の先生に話したところで、どうにもならない事くらい、幼い三人は理解してるんですね。だからこそ、行き場のない不安や恐怖を時には自傷行為として、時には他人を傷つける行為として発散せざるをえないのです。すると、周りからは情緒が不安定という理由で、病院に入れられてしまうんです。読んでいると、ジラフとモウルの親にすっごく腹がたつんだけど、多分、現実にいるんだよなって思って、悲しくなってしまいます。 子供よりも男をとる母親。。暴力をふるって、ネグレスト状態の父親。

優希の虐待の内容が、最初の方はなかなか分からないんだけど、読んでいるうちに、母親も神経質だけど、なんだか父親もかなり捻じ曲がってない?と感じてきて、嫌な想像ばかりがよぎっていきました。その想像通りだったんだけど。

あまりにも絶望的な子供時代。その分、大人になってからは幸せになって欲しいんだけど、トラウマとして三人はずっと苦しめられるんですね。そこがやりきれなくて辛かったです。

どうして親って、無条件に子供を愛してはくれないのだろう?

コメントの投稿

非公開コメント

わかについて

やま☆わか

Author:やま☆わか
 HN:わか

 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

今、読んでいる本
カテゴリ
お気に入りの本好きさんたち。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。