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『冷蔵庫を抱きしめて』荻原浩


心に鍵をかけて悪い癖を封じれば、幸せになれるかな? いや、それではダメ――。新婚旅行から戻って、はじめて夫との食の嗜好の違いに気づき、しかしなんとか自分の料理を食べさせようと苦悶する中で、摂食障害の症状が出てきてしまう女性を描いた表題作他、DV男ばかり好きになる女性、マスクなしでは人前に出られなくなった男性など、シニカルにクールに、現代人を心の闇から解放する荻原浩の真骨頂。
<評価>★★★★☆

久々の荻原さん。すんごく面白かったです。軽妙な語り口といい重めの内容をポップにしあげてくる感じがさすがとしかいいようがありません。荻原節炸裂!といった所でしょうか。短編集でした。8つ収録されていました。どちらかというと長編が好きな私ですが、こうゆうのなら短編もいいなーと感じました。

一番印象的だったのは表題作の「冷蔵庫を抱きしめて」かな。幸せな新婚旅行から帰ってきたばかりの主人公。さあ、明日から頑張って夫のために美味しい食事を作るぞと意気込んでいたら、出てくる出てくる、夫との食事の好みの違い。。それをきっかけに摂食障害になってしまうんです。すべてがぴったり合う相手っていませんからね~。ちょっとした違和感ってありますよね。「へえ、そうするんだ」とか「それにケチャップかけちゃうんだ?」とか。読んでる間は主人公の過食ぶりと嘔吐がすごく心配でしたが、救いは夫の優しさでしょうか。重めの題材をテンポよく解決に向けていっていて、ほっとしました。結婚って他人同士が一緒に暮らすって事ですもんね。

一番スカッとしたのは最初の「ヒット・アンド・アウェイ」ですね。バツイチ子持ちの主人公、やっと頼れる相手ができたと思ったら、その男性はDV男だった・・というお話。女性に暴力ふるう男性ってほんと最低。読んでて気分が悪くなりました。実際こんな人いるんだろうなーと思うと暗くなります。でも主人公は負けませんでした。なんとボクシングを習い始めるのです。ジムの会長がこれまた良い人で仲間にも恵まれたと思います。最後DV男に反撃をする場面は気持ちよかった!!スッキリしました。そうです、道は自分で切り開くのです。

あとは汚部屋に住む女性の話「カメレオンの地色」と結婚しないことに決めた女性のお話「エンドロールは最後まで」がなかなか良かったです。汚部屋のやつは男性はやっぱ中身だよね!って思ったし、「エンドロール~」のやつはなんだかきゅんきゅんしました。何歳になっても恋愛って素敵だなー。信じる心が大事です。

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ブルーバードさんへ

ブルーバードさん!!
すんごいお久しぶりです☆
こんなブログにきてくれてほんとにありがとうございます!
再開してよかった~^^。
この本、めっちゃリアルですよね。
すんごい共感してしまいました。
DV男を叩きのめすシーンなんか「やれやれー」って感じでした(笑)。

ブルーバードさんもなかなか感想書けてないですか??
無理しない程度にレビューしてくださいね。
とっても楽しみにしています!!
また来てくれてありがとー^^
私も遊びにいきますねー(*´∀`)
わかについて

やま☆わか

Author:やま☆わか
 HN:わか

 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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