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『鳥たち』よしもとばなな


それぞれの母親を自殺によって相次いで失った「まこ」と「嵯峨」。
二家族が共同生活をしていたアリゾナから日本に帰国して、まこは学校へ通い、
嵯峨はパンを作りながら、お互いの存在だけを支えに暮らしはじめる。
ヒッピーだった母親たちと、失われた美しい暮らし。まこは、住んでいた土地の
イメージや死をめぐる悪夢に夜ごとさいなまれる。しかし、日常生活やさまざまな人との
対話を通じて、ふたりはゆっくりゆっくり、死と孤独の淵から抜け出す光を見つけていく――。


評価 ★★★★☆
約1年ぶりのよしもとばななさんの長編小説。じっくりと大切に大切に読みました。装丁がとてもカラフルですごく綺麗ですね。

それぞれの母親を自殺というかたちで失くしてしまったまこちゃんと嵯峨くん。かなり重たいものを背負っています。身内をそういうかたちで失くすのってほんとうに辛いと思います。2人はまるで身を寄せあう孤独な2羽の鳥のようです。生きていると嫌な雑音がたくさん体の中に入ってきて、ちょっと汚れたみたいになるけど、丁寧にその汚れをのぞいていけばいいのです。心の芯をしっかりと持って毎日を丁寧にいきていれば少しずつだけど大丈夫になると思う。まこちゃんと嵯峨くんのお互いを想いあう感じがすごく伝わってきて、恋って素敵だなと感じました。なかなか赤ちゃんができないまこちゃんだけど、ちゃんとその時がきたら出来ると思います。今はまだ浮上してる最中だから。

いろんなことで少しざわついていた私の心と体を穏やかに癒してくれる、そんな物語でした。長編が読めて嬉しかったです。

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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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