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『ゼラニウムの庭』大島真寿美


わたしの家には、謎がある―双子の妹は、その存在を隠して育てられた。家族の秘密を辿ることで浮かび上がる、人生の意味、時の流れの不可思議。生きることの孤独と無常、そして尊さを描き出す、大島真寿美の次なる傑作。


評価 ★★★★☆
とても静かな筆致で淡々と書かれています。それが余計におどろおどろしさを際立たせているような悲しいような雰囲気になっていました。作家のるるちゃん(るみ子)が祖母の豊世から聞いた話を書き記していくという設定です。祖母の豊世には嘉栄という双子が存在しているのですが、その嘉栄にはとんでもない秘密があったのです・・・。

普通の人間よりも著しく成長が遅い嘉栄。人の二倍も三倍も生きてしまう嘉栄。昔の時代なので嘉栄の存在は秘密にされてしまうのです。これはとても淋しいことだと思いました。堂々と外を歩くことも出来ず、真剣に人を愛することもできません。救いは、家がお金持ちだったことですかね。専用の医者がつき、外国に留学することもできました。

いつまでも若くいたい、なんて思ってしまいますが、本当にそうなったらものすごく大変だし孤独だなと感じました。でも、女は産むのです。赤ちゃんが嘉栄のような子かもしれないという恐怖におびえながらも・・。

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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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