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『不自由な絆』朝比奈あすか


仕事に生きてきた洋美と専業主婦のリラは、乳児の予防接種会場で再会した。同級生だった彼女がまさか自分と同じ時期に同学年の男の子を産んでいたなんて。頼もしいママ友ができたと好ましく思っていたが、こども同士の諍いをきっかけに、悩み苦しみ傷つき葛藤する。やられるばかりの息子が歯がゆい、乱暴な息子を愛せない。女たちの心の叫びを描く、著者会心の書下ろし長編。


評価 ★★★★☆
私にはまだ子供がいないけど、いつかは・・と思っているので、読むのが大変につらく、息苦しい気持ちになりました。朝比奈さんはこうゆう母親の心情を細かにリアルにかかれているので、興味深かったと同時に、子育てが怖くなりました。

赤ちゃんを産むまではよくても、その後の育てるという行為は、本当に繊細。ただ大声でしかればすむという話しではないんですよね。ママ友のリラと洋美。偶然にも同い年の男の子を育てているんですが、最初はよかったものの、線が細くていじめられっぱなしのリラの息子。わんぱくで問題ばかりおこす洋美の息子。どちらの母親の悔しさ、無力感がひしひしと伝わってきました。そして子供の行動によって、ママ友の関係もすごくギクシャクしたものになっていってしまいます。時には憎むほど。

洋美がネットで息子を愛せないという記事をわーっと書くシーンでは、読んでいてなんだかおろおろしてしまいました。女の子より男の子のほうが大変なのかな?そんなことないですよね、女の子は女なりのヒエラルキーとか幼い頃からありますもんね。

ラストはほんのりとすがすがしく、希望というか許しの光がさしてきたように感じました。朝比奈さんの作品は今のところ外れがないですね。これからも応援していきたい作家さんです。

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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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