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『憂鬱なハスビーン』朝比奈あすか


東大卒、有名企業に就職し、弁護士の夫を持つ29歳の私。結婚して仕事は辞めたけれど、優しい夫と安定した生活がある。なのになぜこんなに腹が立つんだろう?ある日再会した、かつて神童と呼ばれた同級生。その話に動揺した私は、まだ自分に何かを期待しているのだろうか。第49回群像新人文学賞受賞作。


評価 ★★★★☆
本書がはじめての小説ということですが、なかなかの意欲作だと感じました。面白かったです。身につまされるというか・・。タイトルにあるハスビーンとは英語のHas beenで、一発屋とか、昔すごかった人、みたいな意味だそうです。タイトルどうりのお話しでした。薄い本なのだけど、読み終わる頃にはなんだかぐったりと疲れてしまいました。

主人公は幼い頃から塾に通って一生懸命努力して東大に現役で合格し、有名企業に就職し、弁護士の夫と結婚します。高級マンションに住み、とても幸せなはずなのに、今はただの主婦で、ハローワーク通いをしているのです。そんな自分に始終イライラし、夫にあたりちらします。この夫が優しくて、なんだか不憫でした。

高学歴、職歴だけで人生をやっていこうとするから、うまくいかないんだと思います。人間関係ってもっと複雑なんですよね。でも、私自身も、大学までいかせてもらったものの、今はただの主婦です。なんの不満もないけれど、主人公のような気持ちが全くないとはいいきれないかもしれません。。複雑な読後感でした。この作者の他の本も読んでみたいです。

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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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