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『かっこうの親もずの子供』椰月美智子



幼児向け雑誌の編集部で働く、シングルマザーの統子。
子どもを保育園に預け、シッターの協力を得ながら、仕事と育児を両立させている。
4歳の息子・智康は、夫・阿川の希望もあり、不妊治療の末に授かった子どもだ。
産後、すべてが順調かにみえたが、ささいな喧嘩をきっかけに、阿川と統子は離婚に至った。
予定通りには進まない仕事、智康の突然の病気、実母との気持ちのすれ違い、
園でのママ友との人間関係など、統子に悩みは尽きないが、日々を全力で過ごしている。
そんなある日、統子は旅雑誌のグラビアページに智康とそっくりの、双子の少年が載っているのを見つけた。
それをきっかけに、統子と智康は、五島列島・中通島へ向かう……。
生殖医療、保育園問題など、出産と育児にまつわるテーマに切り込みながら、子どもへの愛と命の尊さを描ききる。


評価 ★★★★☆
じんわりと愛おしくなるような心が温まるお話しでした。子育ての大変さ、しかしそれをうわまわる愛情。子供への愛情がむくむくとわきあがってきました。大変真面目な意欲作といえると思います。

シングルマザーの統子には智康という幼い息子がいます。智康は凍結精子の人工授精でさずかった子供なのです。そう、統子の元夫には精子がなかったのです。精巣から精子を取り出す手術までしたものの、結果はだめでした。どうしても子供をほしかったので、凍結精子を使ってまで妊娠したのに、二人は別れてしまいます。元夫には、複雑な思いがあったみたいで、統子に「神様の前で犬にレイプされたようなもの」なんてひどい事をいったりしたのです。

統子の子育ての様子がとてもリアルで、私自身まだ子供を育てたことはないものの、思わすそうそう、とあいづちをうっていました。時に子育てが完璧じゃない、手抜きだ、きつい、などど不安になる統子。しかし全力で智康に向き合っています。統子が涙する時にはこちらまで目頭が熱くなってしまいました。

ラストは悲しいものの、子育ての素晴らしさを教えてくれたお話しでした。



テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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