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『女の子は、明日も。』飛鳥井千砂


妻子のいる男を略奪し結婚した満里子。企画が通らない女性誌編集者の悠希。不妊治療をはじめたマッサージ師の仁美。売れたことで嫉妬をかう翻訳家の理央。経済的安定。仕事での成功。愛する人との結婚、そして、妊娠、出産。どうして私より先に、あなたが“それ”を持っていく?


<評価>★★★★☆

すごくしみじみとよかったです。お気に入りの飛鳥井さん。図書館でみつけてすぐに借りてきました。タイトルからして、若い女の子たちのお話かと思いきや、みんな30代女性でした。仕事、結婚、出産について、みんなそれぞれ自分なりの悩みをもって生活しています。

ある雑誌の記事がきっかけで高校の時同級生だった4人が再会し、月1くらいで食事会を開くようになるのですが、みんなと仲良くできて嬉しい反面、お互いを比較しあったり、自分にないものを相手がもっていると気づいたり、みんなこっそり心で溜息をついてるんですよね。これは女子ならではなのかな?いや、男性にもこうゆう気持ちはあると思うな。人間だし。

妻子ある男性と交際し、略奪して結婚した満里子。夫が医者ということもあり、生活ぶりがいちいちセレブ(笑)。でもそこはかとなくただよう満里子の孤独感。罪悪感。略奪してまで好きな人と一緒になったんだから幸せだろうな、と思っていたらあんまり幸せそうじゃないんですよね。最後にやりがいのあることをみつけられて良かったなー。

一番共感しちゃったのは、なかなか子供が出来ずに不妊治療をしている仁美のパートかな。好きな人ができて結婚したら子供なんて普通にできるものだと思ってたのに、現実はそうもいかなくて・・。不妊治療ってほんとに大変そう、経済的にもすんごくお金がかかるし、精神的にもだいぶダメージきそうです。焦っているときに発覚した友人の妊娠に仁美は「おめでとう」が言えないんです。そんな自分、嫌になりますよね。でも、夫がすごく優しくていい人なので救われていきます。こんな夫がいてくれたら明日も仕事も家事も頑張ろう!って思えると思います。

編集者の悠希のパートも、頑張りすぎなところにはらはらしました。成功してるようにみえる理央も、ひどい貧血という持病をもっていて痛々しかったです。でもどのパートも、共通してるのが夫がみんなイケメン(精神的に)だってこと。時には投げやりになる彼女たちを優しくサポートしています。どうしても隣の芝生は青くみえがちだけど、みんな最後は幸せそうで素敵な読後感でした。女性の細かな心理描写を書かせたら飛鳥井さんってすごく上手ですよね。
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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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