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『王妃の帰還』柚木麻子


私立女子校中等部二年生の範子は、地味ながらも気の合う仲間と平和に過ごしていた。ところが、公開裁判の末にクラスのトップから陥落した滝沢さん(=王妃)を迎え入れると、グループの調和は崩壊!範子たちは穏やかな日常を取り戻すために、ある計画を企てるが…。傷つきやすくてわがままで―。みんながプリンセスだった時代を鮮烈に描き出すガールズ小説!


評価 ★★★★☆
柚木さんは『終点のあの子』で瑞々しく揺れ動く女子高生の姿がとても良かったので、こちらも購入しました。

今回は女子中等部、中学生の女子のヒエラルキーのお話でした。フィクションなので、だいぶ誇張されてるとは思いましたが、女子あるあるが沢山あってすごく面白かったです。しょっぱなから、王妃が公開裁判で転落していくので、うわ~、と思いながら読みました。範子たちの地味グループに転がり込んできた王妃。最初はすっごくわがままなんですよねー。これじゃあ嫌われてもしかたないかなあ?と感じました。しかし範子たちと過ごすうちに、王妃がだんだん素直で優しくなっていくので、読んでいて心地よかったです。みんな、根は良い子なんですよね。

範子たちの地味グループの気持ち、すごいよくわかりました。私も中学生のときは派手ではなく、どちらかというと地味で平凡だったので、範子たちの仲のよさや、笑いあうネタなんかが、懐かしかったです。「姫グループ」、「優等生グループ」、「ゴスグループ」「地味グループ」にわかれてるんですが、確かにそうゆうくくりだった!と懐かしく思い出しました。私の頃は「ゴスグループ」はいなかったけど・・。

柚木さんの作品を読むと、あの頃のグループに属している安心感、クラスから浮かないようにする不安感など、懐かしい気持ちがどんどんわいてきて、胸がすこしだけキュンとなります。
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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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