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『喜嶋先生の静かな世界』森博嗣

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)
(2010/10/26)
森 博嗣

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<評価>★★★★☆
僕は文字を読むことが不得意だったから、小学生のときには、勉強が大嫌いだった。そんなに本が嫌いだったのに、4年生のときだったと思う、僕は区の図書館に1人で入った。その頃、僕は電波というものに興味を持っていたから、それに関する本を探そうと思った。その1冊を読むことで得られた経験が、たぶん僕の人生を決めただろう。意味のわからないものに直面したとき、それを意味のわかるものに変えていくプロセス、それはとても楽しかった。考えて考えて考え抜けば、意味の通る解釈がやがて僕に訪れる。そういう体験だった。小さかった僕は、それを神様のご褒美だと考えた。
講談社創業100周年記念出版

なんとも幸せな読書の時間でした。ああ、私、こうゆうお話を読みたかったのか・・・。

森博嗣ワールドの真骨頂だと思います。研究・学問への尊敬がふつふつとうまれました。

森博嗣の作品は犀川&萌絵シリーズを読んでから、ずっと遠ざかっていたのですが、本書のタイトルと装丁の佇まいから、手に取りました。

主人公の僕が、大学で喜嶋先生の下で研究をし、ちょっと恋もするというお話なんだけれど、淡々とした文章がひたすらに読んでいて心地良かったです。

私はバリバリの文系なので、理系の人たちってこうゆう事を考えているんだ、と、とても興味深かったです。幼い頃に電波に関する一冊の本を読んだことで、物事を理解したいという回路が頭の中で出来て、大学の博士課程までいってしまうなんて素敵。ものすごく静かな世界なのに、本書を読んだ後は、いつもは億劫だと思っている事を、淡々とこなす自分でいたい・・と、なんだかやる気が出てくるんです。もう一回大学に戻って、一つのことを淡々と延々と研究してみたくなります。こうゆう本をまた書いて欲しいです。

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