スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ヴァニティ』唯川恵


「こんなはずじゃなかった」との戦いだ―。恋や仕事、そして結婚に精一杯な“彼女”たちが、ふとした瞬間につまずく虚栄。それはいつかの、あるいはこれから出会う、あなたの姿かもしれない。泣きながら、それでも明日に向かう人々を、巧みに描き込んだ色とりどりの物語。アンソロジー等に掲載された貴重な中短編を、特別な装いで一冊にまとめて贈る、極上の傑作集。


評価 ★★★★☆
とても素敵な装丁で、思わず手にとりました。20代後半から30代前半くらいまでの女性たちの恋愛、仕事、結婚についての切なかったりイタかったりする短編集です。唯川さん独自のエッセンスがぎゅっとつまっていました。私は今は結婚して落ち着いたのでわりと客観的に読むことができたけど、28歳くらいで読んでいたら、そうとうこたえたと思います。あの頃って恋愛って本当に一大事だったな~としみじみ感じました。女性のリアルな心情を書かせたら唯川さんが一番なんじゃないかなって思います。印象的だったのは、一番最初の「ごめん。」ですかね。ヒロインのつらくやるせない気持ちがありありと心にせまってきましたし、後味の悪さもなかなかツボにはいりました。どれもつらい話しが多かったのですが、読後感は不思議と少し明日頑張ってみようって思えました。次は長編が読みたいな~。
スポンサーサイト

『天に堕ちる』唯川 恵


騙されていると知りながらも、出張ホストに貢ぐ「りつ子」。男の都合に合わせ、ソープ嬢へと身を落としていく「茉莉」。中学生の男子生徒に密かな欲情を抱く養護教諭の「和美」。ありきたりの生活の中にある、小さな小さなくぼみ。わかっていて足を踏み入れるのか、気づかないうちに、穴が広がってすべり堕ちてしまうのか。一途に愛することの幸せ、そしてその代償。十人十色の愛のカタチを描く、傑作短編集。


評価 ★★★★☆
九人の女性と一人の男性の切ないお話。短編集です。短編は苦手な私ですがきづいたらぐいぐい物語の世界にひきこまれてました。どれもこれもせつなくてイタクてかなしいお話でした。たまにこうゆうどろどろ系のお話をすっごく読みたくなる時があります。面白かったです。

印象的だったのは、パート先のクリーニング店から高級な毛皮やワンピースを盗み出しては、主張ホストに会いにいく、りつ子のお話。最後にはお金をせびられ、だまされていると分かっていても借金してまで貸してしまうんだけど、まさしく「堕ちる」って感じ。りつ子がこの先どうなるのか非常に気になります。

あとは、売れっ子イラストレーターの汐里のお話。自分の仕事とは関係ない普通のサラリーマンの夫がいるんだけど、この夫がなんとも傲慢!汐里のお金で高級マンションに住めているのに、まあいばるいばる・・。ラストに汐里が夫にたんかをきるところはスカッとしました。

どれもこれもブラックな毒がきいていてぞくっとさせられました。恋愛ってほんと、十人十色なんだなー。
わかについて

やま☆わか

Author:やま☆わか
 HN:わか

 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

今、読んでいる本
カテゴリ
お気に入りの本好きさんたち。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。