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『峠うどん物語』重松清

峠うどん物語(上)峠うどん物語(上)
(2011/08/19)
重松 清

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峠うどん物語(下)峠うどん物語(下)
(2011/08/31)
重松 清

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中学二年生のよっちゃんは、祖父母が営むうどん屋『峠うどん』を手伝っていた。『峠うどん』のお手伝いが、わたしは好きだ。どこが。どんなふうに。自分でも知りたいから、こんなに必死に、汗だくになってバス停まで走っているのだ。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。そして『峠うどん』の暖簾をくぐるたくさんの人たちが教えてくれる、命についてのこと―。


評価 ★★★★☆

長かったけれど、読んでよかったと思える内容でした。ほっこりじんわりとこころに染み入るお話しでした。長寿庵改め、峠うどん。真正面には葬儀場があります。だから、自然とお客さんはお葬式帰りのひとたちとなるのです。中学生の主人公、淑子の目線でかたれていきます。峠うどんは祖父母がいとなんでいて、淑子はそこでアルバイトをしながら、日々少しづつ成長していきます。死ぬこと、生きること、死にいく人を見送る気持ちなどがやさしい筆致で書かれています。

お葬式の後にふらりとうどんを食べにくるひとたちは、死とどうむきあえばいいのかわからない人たちなのです。上手く泣けないのです。そんな時は心があたたまるうどんを食べればいいのです。無口で不機嫌そうにみえるけどとても優しい祖父。おしゃべりで明るい祖母。教師をしている両親。淑子はみんなに見守られながら成長していきます。うらやましい。ラストは淑子自身が同級生の自殺という死に対面することになります。ほんのりと希望を感じられる終わり方でした。
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やま☆わか

Author:やま☆わか
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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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