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『恋愛小説』椰月美智子


23歳の美緒には、大好きな彼の健太郎がいる。かっこよくて、優しくて、結婚するだろうなと思っている彼が。しかし、サスケと寝てしまった。気が合う同士、会ってるだけだからいいじゃん、と思っていたが―。好意、愛情、執着、秘密、嫉妬…。恋愛の感覚、感情のすべてが描かれた恋愛大河叙事小説。


<評価>★★★★☆
帯に「溶けるほど甘くて最高に辛口なラブストーリー」とあって、椰月さんが書く恋愛ものってどんなだろう?とワクワクしながら読みました。第三者の視点で淡々と語られていく感じが、新しいなあと思いました。

主人公、23歳美緒。美緒には健太郎という優しくてイケメンで申し分のない彼氏がいます。いずれ結婚するだろうと予感もしています。なのに美緒はサスケと浮気してしまうんですね。そして浮気相手のサスケの方に気持ちがいっちゃうんです。健太郎とは穏やかな恋愛、サスケとはドキドキワクワクして笑いが止まらなくなるような恋愛という感じでしょうか。美緒にはあんまり共感できないんですけど、若いってこうだよなー、自分勝手だよなーと思わされました。女性に嫌われるであろう美緒をここまで天真爛漫に堂々と描ききった椰月さんはすごいと思う。読者に全然こびてない。サスケと美緒が付き合い始めてからは美緒は簡単に健太郎と浮気しちゃうし、サスケもサスケで浮気するしで・・若さ爆発ってところでしょうか。少しついていけませんでした。

ラストはこうなるだろうなー。結局美緒は幸せ掴んだんだ?って感じました。どんなに好きあってても、小さなほころびから駄目になっちゃうんだなあ。
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『るり姉』椰月美智子


十代の三姉妹が「るり姉」と呼んで慕うるり子は、母親の妹つまり叔母さん。天真爛漫で感激屋で、愉快なことを考える天才だ。イチゴ狩りも花火も一泊旅行もクリスマスも、そして日々のなんでもない出来事も、るり子と一緒だとたちまち愛おしくなる―。「本の雑誌」2009年上半期エンターテインメント・ベスト1に輝いた傑作家族小説。ラストの静かな感動が胸いっぱいに広がる。


評価 ★★★★☆
ブロガーさんたちの書評を読んでからずっと気になっていた本です。読んでよかった~。椰月さんの本はこれで2冊目だけど、本当にしみじみとよいお話をかくひとなんですね。心にじんわりと感動がしみこんでいきます。

天真爛漫で感激屋でとっても自由ですこしだけ窮屈なるり姉。そんなるり姉を慕う3人の姪っ子。この姪っ子たちの会話や行動がとてもいきいきと描かれてあって読んでて元気をもらえました。思春期の頃ってこうゆう風だったよねー。みんなるり姉のことがとても好きだという気持ちが会話や行動のはしばしから伝わってきました。最初の章こそるり姉が病気になっちゃって、かなり心配したけど、そんな病気のるり姉を思う3姉妹の心模様がすごく繊細でじんときました。

お母さん(るり姉のお姉さん)のキャラクターがすごい良かった。くすくす笑いながら読んでしまいました。看護婦なんだけど、患者さん(茅ヶ崎ヒューヒューさん)との攻防がめちゃくちゃおかしかったです。おたくなところもツボでした。カイカイ君とるり姉の結婚生活もすごく幸せそうでほっこりしました。こんな仲良し夫婦って憧れです。

椰月さんの本をもっと読みたいってすごく思います。

『かっこうの親もずの子供』椰月美智子



幼児向け雑誌の編集部で働く、シングルマザーの統子。
子どもを保育園に預け、シッターの協力を得ながら、仕事と育児を両立させている。
4歳の息子・智康は、夫・阿川の希望もあり、不妊治療の末に授かった子どもだ。
産後、すべてが順調かにみえたが、ささいな喧嘩をきっかけに、阿川と統子は離婚に至った。
予定通りには進まない仕事、智康の突然の病気、実母との気持ちのすれ違い、
園でのママ友との人間関係など、統子に悩みは尽きないが、日々を全力で過ごしている。
そんなある日、統子は旅雑誌のグラビアページに智康とそっくりの、双子の少年が載っているのを見つけた。
それをきっかけに、統子と智康は、五島列島・中通島へ向かう……。
生殖医療、保育園問題など、出産と育児にまつわるテーマに切り込みながら、子どもへの愛と命の尊さを描ききる。


評価 ★★★★☆
じんわりと愛おしくなるような心が温まるお話しでした。子育ての大変さ、しかしそれをうわまわる愛情。子供への愛情がむくむくとわきあがってきました。大変真面目な意欲作といえると思います。

シングルマザーの統子には智康という幼い息子がいます。智康は凍結精子の人工授精でさずかった子供なのです。そう、統子の元夫には精子がなかったのです。精巣から精子を取り出す手術までしたものの、結果はだめでした。どうしても子供をほしかったので、凍結精子を使ってまで妊娠したのに、二人は別れてしまいます。元夫には、複雑な思いがあったみたいで、統子に「神様の前で犬にレイプされたようなもの」なんてひどい事をいったりしたのです。

統子の子育ての様子がとてもリアルで、私自身まだ子供を育てたことはないものの、思わすそうそう、とあいづちをうっていました。時に子育てが完璧じゃない、手抜きだ、きつい、などど不安になる統子。しかし全力で智康に向き合っています。統子が涙する時にはこちらまで目頭が熱くなってしまいました。

ラストは悲しいものの、子育ての素晴らしさを教えてくれたお話しでした。



テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

わかについて

やま☆わか

Author:やま☆わか
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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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