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『終の棲家』仙川 環


大日本新聞初のMBA取得者として鳴り物入社した麻倉智子。だが、社内政治の道具として異動させられた社会部では、学歴とプライドと靴のヒールは高くても記者としての能力は低いと、ダメ記者扱い。焦りと苛々が募っていた矢先、独居老人の医療問題を追うなかで、取材対象の老人が次々に死亡する。一体何故!?社内の権力争いの波にもまれつつも、記者としての意識に目覚めた智子は、事件を追いはじめるが…。老人医療現場の悲しい現実に美人記者が立ち向かう。


評価 ★★★★☆

荒削りながらも、老人医療のリアルに深く入り込んでいて、力作だと感じました。

最初は読んでいて、主人公智子の服装や考え方に共感はできませんでしたね。新聞記者といえば過酷な労働で、走りまわらなければいけない職種。だけど智子は高いピンヒールなんてはいてきちゃうし、常にスカートの皺をきにしていたり・・。そうかと思えば、自分はMBA取得者だというプライドをすてきれずにいるんです。そんなだから泥臭い記事が書けずに、まわりの男性からはダメ記者と思われてしまっています。

だけど新聞記者ってこんなに大変な仕事なんだってびっくりしました。睡眠時間は短いし、寝れて4時間くらい。社内の雰囲気もいつもピリピリしっぱなし。。わたしだったら絶対働けないわなんて思いながらの読書でした。

ラストでは、智子も歩きやすい靴をはくようになるし、たたみかけるような事件の収束に爽快感がありました。応援していきたい作家さんの一人になりました。
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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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