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『f植物園の巣穴』梨木香歩

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歯痛に悩む植物園の園丁がある日、巣穴に落ちると、そこは異界だった。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、愛嬌のあるカエル小僧、漢籍を教える儒者、そしてアイルランドの治水神と大気都比売神……。人と動物が楽しく語りあい、植物が繁茂し、過去と現在が入り交じった世界で、私はゆっくり記憶を掘り起こしてゆく。怪しくものびやかな21世紀の異界譚。


<評価>★★★★☆

以前に『家守綺憚』を読んで、なんと不思議な世界を描く作家さんなんだろうと感心していました。今回も非常に心にじんわりと染み渡るお話しでした。

歯痛になやみ、歯医者に行ったら、なんとそこの奥さんが忙しくなると犬になってしまうなんて、犬好きの私としては微笑ましく読みました。

異世界の物語なんだけど、全く怖くなく、幼い頃に体験したあれやこれやが懐かしく思い出されました。幼い時の衝撃的な出来事って、いつの間にか自分に都合よく記憶が改竄されていることがしばしば・・・。
それをきちんと思い出し、向き合い、しっかりと大地を踏みしめて歩いていく主人公の姿に勇気づけられた。

こうゆう雰囲気、ノスタルジーというのかな?梨木さんという作家さんは、めずらしい作家さんだと思う。これからも少しづつ読んでいきたいな。
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やま☆わか

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 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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