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『四畳半王国見聞録』森見登美彦

四畳半王国見聞録四畳半王国見聞録
(2011/01/28)
森見 登美彦

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<評価>★★★☆☆
数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。否!彼らを阿呆と呼ぶなかれ!狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり…。徹底して純粋な阿呆たち。7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。

『四畳半神話体系』を読んで、いつまでも続く四畳半という設定のあまりの面白さにクラクラした事を覚えています。新しい作家が誕生したな~と感激でした。森見さんは『きつねのはなし』等の、普通の(?)お話もすっごく良かったのですが、森見ファンとしては、本書のような馬鹿馬鹿しい阿呆なお話がとてつもなく好きなのです。まあ、『四畳半神話体系』に比べると、多少パンチが効いていない気もしましたが、大学時代を無意味な事に費やす学生たちの苦悩が面白おかしく描かれていて、今回もにやにやしながら読了しました。

私も大学時代は、必修でもない哲学の授業に出ては思索に耽ったり、恋愛に走ったり、アルバイトに明け暮れたりしたな~と懐かしく思い出します。あの頃、もっと真面目に頑張って、大学院まで行っていれば、もっと文学の勉強が出来たのにな、なんて思いますが、それは後の祭り。

中高時代と違って、大学とは、本当に自由なんですよね。一人暮らしを始める人も多いし。その中での若者のほとばしる汗臭さが心地よく読めました。ただでさえ狭い四畳半を種種雑多な書物で埋め尽くすのは、大学生の醍醐味だと思います。
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