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『崩れる』貫井徳朗

崩れる
<評価>★★★★☆
仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、取った行動は…(「崩れる」)。30代独身を貫いていた翻訳家の聖美。ある日高校の同級生だった真砂子から結婚報告の電話があり、お祝いの食事会に招待されるが…(「憑かれる」)。家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。

「崩れる」「怯える」「憑かれる」「追われる」「壊れる」「誘われる」「腐れる」「見られる」の八篇が収録されています。いや~、怖いながらも面白かったです。止まらなかった。タイトルにもある通り、結婚にまつわる八つの風景。もう、どれもこれも身につまされるというか、明日は我が身、みたいなありそうなお話でした。どれもこれも秀逸なんだけれど、個人的には匂いにまつわる、「腐れる」です。

ある日、臭いなと主人公が気づくのですが、どうやらお隣さんのベランダから匂ってきてるみたい。しかも、いつも娘をひどく叱っていた声が聞こえなくなった日あたりから、腐った臭いがひどくなってきて・・・。ラストにもひとひねりがあって、さすが!と感じました。

後、「誘われる」も、なかなか公園デビューが出来ないで悩む主婦のお話なんですけど、私も引っ込み思案なので、気持ちが分かる分、なんとも切ないような気持ちになりました。

最後に、一編一編に対する貫井さんの感想が書いてあって、そうなんだ~と、興味深かったです。貫井さんはサスペンスやミステリーやら、なんでも書けるんだなあ。
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やま☆わか

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