スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『クロスファイア』上下 宮部みゆき


青木淳子は常人にはない力を持って生まれた。念じるだけですべてを燃やす念力放火能力―。ある夜、瀕死の男性を“始末”しようとしている若者四人を目撃した淳子は、瞬時に三人を焼殺する。しかし一人は逃走。淳子は息絶えた男性に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね」正義とは何か!?裁きとは何か!?哀しき「スーパーヒロイン」の死闘を圧倒的筆致で描く。


<評価>★★★★★
ネットで仲良しのお友だちからおススメしてもらった本です。画像は文庫版ですが、私はノベルス版で読了しました。

いや~面白かったです!!なんで今まで読んでなかったんだろう?映画になった事とかはぼんやりと知ってはいたのですが。とてもとても悲しい女性のお話でした。主人公・青木淳子は念力放火能力を生まれつき持っています。この能力は、力が体にたまると苦しいので、時々廃工場とかにいって放出させる必要があります。その時に人殺しの少年たちと遭遇し、淳子は自分の力で復讐しようとします。危ないシーンが沢山あって、はらはらどきどきしました。そして時々淳子は暴走気味になるので心配でした。能力持ちゆえに、すすんで日陰を歩いているように淳子が見えて、「幸せになって~」っと思いながら読みました。下巻で、淳子に恋人ができ、淳子がとっても幸せそうだった分、ラストが悲しすぎて涙が出ちゃいました。こんな終わり方って。。。

やはり宮部さんは抜群のストーリーテラーですね。最高です。

幼い能力者のかおりちゃんがどんな風に育っていくのか、気になります。幸せになって欲しいです。

スポンサーサイト

『初恋料理教室』藤野恵美


心の空腹、あたたかく満たします。

京都の路地にたたずむ古びた町屋長屋。
どこか謎めいた小石原愛子先生が営む「男子限定」の料理教室では、
今日もさまざまなドラマが起こる――。
『ハルさん』の著者が贈る、滋味たっぷりのやさしい物語。
巻末には、作中に登場する料理の特製レシピも掲載!


<評価>★★★★☆
なんともほっこりして、じんわりと心に染みてくるお話でした。かなり満足です。この本は確か王様のブランチで紹介されていて、読んでみたいと思い、図書館で借りてきました。

舞台は京都です。京都と和食ってなんだかすごく相性いいような気がします。長屋で料理教室を開いているのは愛子先生。ほんわかとしているのに、どこか芯が通った女性なんです。こんな先生がいたら私も料理を習ってみたいって思いました。そこに通うのは4人の男性。連作短編集になっています。この料理教室はある曜日だけ男子限定なんです。通ってる生徒さんたちにはそれぞれいろんな事情があります。

表題作の「初恋料理教室」も、恋する男性の気持ちがとっても素敵できゅんきゅんしながら読んだんですけど、一番興味深かったのは、三話目の「ふたりの台所」ですね。実の母親から手料理を作ってもらえず、ネグレクトぎみにそだった姉弟のお話。姉はストレスがたまると過食に走るし、弟は女装してて、最初はすごく心配だったんですけど、2人で丁寧に作った料理を食べることで、救われていくんです。やっぱり手料理って最高ですよね。私もついつい手抜きをしがちですが、丁寧にご飯を作ろう!と思いました。


『禁断の魔術』東野圭吾


高校の物理研究会で湯川の後輩にあたる古芝伸吾は、育ての親だった姉が亡くなって帝都大を中退し町工場で働いていた。ある日、フリーライターが殺された。彼は代議士の大賀を追っており、また大賀の担当の新聞記者が伸吾の姉だったことが判明する。伸吾が失踪し、湯川は伸吾のある“企み”に気づくが…。シリーズ最高傑作!


<評価>★★★☆☆
さすが東野さん、さくさくすらすらと読むことができました。面白かったです。文庫の帯に「シリーズ最高のガリレオ」と書いてあったので、期待しすぎちゃったかな~。できればもっと二転三転して欲しかったです。今のところ私の中では「容疑者Xの献心」が一番かな。

自分を大切に育ててくれた姉が亡くなった。ホテルで子宮外妊娠によるショック死・・ホテルにいたという事は相手がいたはずなんですよね、見殺しにされた可能性に気づいた古芝は悔しかっただろうなー。大学もやめて町工場で真面目に働くことになるのですが、そこにはからくりがあって・・どうして工場を選んだかってところが切ないですね。科学って素晴らしいものだけれど、悪用もできちゃうんですもん。それこそ人殺しまで。

読んでる間、なんだかずっと切なかったです。未来ある若者がこうゆう道を選んだということが。ラストの湯川先生の覚悟がかっこよかったです。頭の中では福山さんがチラチラしてました。

『恋愛小説』椰月美智子


23歳の美緒には、大好きな彼の健太郎がいる。かっこよくて、優しくて、結婚するだろうなと思っている彼が。しかし、サスケと寝てしまった。気が合う同士、会ってるだけだからいいじゃん、と思っていたが―。好意、愛情、執着、秘密、嫉妬…。恋愛の感覚、感情のすべてが描かれた恋愛大河叙事小説。


<評価>★★★★☆
帯に「溶けるほど甘くて最高に辛口なラブストーリー」とあって、椰月さんが書く恋愛ものってどんなだろう?とワクワクしながら読みました。第三者の視点で淡々と語られていく感じが、新しいなあと思いました。

主人公、23歳美緒。美緒には健太郎という優しくてイケメンで申し分のない彼氏がいます。いずれ結婚するだろうと予感もしています。なのに美緒はサスケと浮気してしまうんですね。そして浮気相手のサスケの方に気持ちがいっちゃうんです。健太郎とは穏やかな恋愛、サスケとはドキドキワクワクして笑いが止まらなくなるような恋愛という感じでしょうか。美緒にはあんまり共感できないんですけど、若いってこうだよなー、自分勝手だよなーと思わされました。女性に嫌われるであろう美緒をここまで天真爛漫に堂々と描ききった椰月さんはすごいと思う。読者に全然こびてない。サスケと美緒が付き合い始めてからは美緒は簡単に健太郎と浮気しちゃうし、サスケもサスケで浮気するしで・・若さ爆発ってところでしょうか。少しついていけませんでした。

ラストはこうなるだろうなー。結局美緒は幸せ掴んだんだ?って感じました。どんなに好きあってても、小さなほころびから駄目になっちゃうんだなあ。

『№6 ♯1』あさのあつこ


2013年の未来都市“NO.6”。人類の理想を実現した街で、2歳の時から最高ランクのエリートとして育てられた紫苑は、12歳の誕生日の夜、「ネズミ」と名乗る少年に出会ってから運命が急転回。どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう?飢えることも、嘆くことも、戦いも知らずに済んだのに…。


<評価>★★★★☆
ヤングアダルトということでオトナな私が楽しめるのかな?とちょっと不安でしたが、これがなかなか面白かったです。あさのあつこさん、SFもかかれるんですね。お友だちのブログで知って興味を持った本です。

ナンバー6という完全で完璧な管理社会に住んでいる紫苑と母親。ある台風の日に窓を開け放ったことによって瀕死のネズミという男の子を助けることになります。しかしそれが管理局にばれて、紫苑はエリートコースから外されてしまいます。公園掃除ロボットを操作する仕事についた紫苑はある時、変死体に遭遇します。若いのにあっという間に年老いて、緑のシミが出来て体からハチが出てくる病気です。同僚までもが変死体になってしまい、紫苑は管理局から殺人罪でおいかけられることになります。そんな時昔助けたネズミが出てきて紫苑を助けてくれます。

ネズミがなんか達観していてかっこよかったですね。部屋が本だらけ、しかも読んでいる本が「マクベス」とはかっこいいではないですか。徹底した管理のもと運営しているナンバー6という街に何が起こっているのか?寄生バチとはなんなのか?これからとってもおもしろくなりそうです。楽しみです。
わかについて

やま☆わか

Author:やま☆わか
 HN:わか

 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

今、読んでいる本
カテゴリ
お気に入りの本好きさんたち。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。