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『熱帯』森見登美彦


沈黙読書会で見かけた『熱帯』は、なんとも奇妙な本だった!謎の解明に勤しむ「学団」に、神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと、「部屋の中の部屋」…。東京の片隅で始まった冒険は京都を駆け抜け、満州の夜を潜り、数多の語り手の魂を乗り継いで、いざ謎の源流へ―!


<評価>★★★★★(満点!)
今年一冊目の本は『熱帯』です。縁起が良い!と思えるくらい、面白くて摩訶不思議なお話でした。

幻想小説というと、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』が有名ですが、私的には平山瑞穂さんの『ラス・マンチャス通信』がすごく印象的でした。夢の中のような出来事が次々とおこる感じなんですよね・・。尿意を感じてその辺でするんだけど、大切な人がすたすた歩いてどっか消えちゃう。でも尿がとまらない・・。みたいな。幻想小説を書ける作家さんって意外と少ない気がします。

本書は、森見登美彦さんと思われる作家さんの語り口で始まります。昔途中まで読んだ佐山尚一が書いた「熱帯」という本を手に入れたいけど、どこを探してもみつからない。ある読書会で「熱帯」を手に持っている女性がいて、貸してほしいと頼むんだけど、何やら秘密めいた事を口走って貸してくれないんです。ものすごくじれったいんですが、それが醍醐味なんですよね。

章が変わるだびに、語り手が異なっていって、「熱帯」のまわりをぐるぐる巡る感じです。

途中から急に満州のお話になって、後半はその「熱帯」そのものが書かれているんですが、魔王だの図書館長だのシンドバットだのノーチラス号だの、とにかく世界観がぶっ飛んでいて面白い!!でも必死で読まないと「あれ?今誰が話してるんだっけ?」ってなります。

「千一夜物語」が下敷きになっていて、めちゃくちゃ千一夜物語を読みたくなります。いわゆる「枠物語」というやつで、登場人物が語る登場人物が別の物語を語って、その人物がまた別の物語を・・・みたいな小説版マトリョーシカみたいなやつです。

久しぶりにのめりこめる作品に出逢えました♪こうゆうお話を沢山読みたいけど、なかなかないよな~と思います。

今年最初の図書館に行ってきました♪



今年最初の図書館に行ってきました~♪司書さんたちに新年の挨拶をしてきました。10年近くお世話になってる優しい司書さんたちです。

森見登美彦さんのはエッセイです。私は昔はモリミー(森見ファン)だったんですが、途中から「もう京都はいいかな・・」って感じて新作をおいかけるのをやめてたんですよね。でも今回「熱帯」を読んでみて、やっぱり面白いと思いました。 道尾さんの「風神の手」は、文学ユーチューバーさんがおススメしてくれた本です。「風に恋う」もユーチューバーさんのおススメ本です。 村上春樹さんのは「1Q84」がすごく良かったから、借りてみました。

読みたい本がありすぎて時間が足りません(;^_^A

古本市に行ってきました パートⅡ


ツタヤにDVDを返却しにいって、古本市をのぞいたら、ラインナップが変わっていて、ついついまた買ってしまいました。
『キャプテンサンダーボルト』伊坂幸太郎×阿部和重
『世界から猫が消えたなら』川村元気
『ハートで感じる英文法 会話編』大西泰斗
『30歳からの英語得勉強法』水谷弘隆
『人は見た目が9割』竹内一郎
『読書の価値』森博嗣
『檸檬』梶井本次郎

『キャプテンサンダーボルト』と『読書の価値』が300円で、他はほとんど100円でした。『檸檬』はあらすじは知っているけど、ちゃんと読んだことなかったので、買いました。英語の本も買ったからには勉強しないとな~。。

この古本市、期間限定でよかったです。そうでないと、毎回何かしら買いたくなってしまう(;^_^A

クリスマスプレゼント♪


一日早いですが、夫からクリスマスプレゼントをもらいました♪なんと、ずっと気になっていた森見登美彦さんの『熱帯』です。読みたいけど、単行本だし高いから諦めていたんですよね。ものすごく嬉しいです。

なんでも、「沈黙しない読書会」という会を、文藝春秋社が開催して、森見さんご本人が出席されるというイベントがあったらしくて、うらやましくてたまりませんでした。参加条件は、『熱帯』と聞いて、あなたはどんな本を想像しますか?という質問に答える事だったらしいです。倍率は5~6倍だったそうです。

幻想小説らしいのですが、「千一夜物語」やジュール・ヴェルヌの「海底二万里」が下敷きにされてるらしいです。出だしをちょっとだけ読んでみたら、「この夏、私はそこそこ懊悩していた」と、森見さんらしい作家さんの言葉で始まっていて、太宰の私小説風だな、とわくわくしました。

今、まだ『ポアロのクリスマス』を読んでいる途中なので、次に読むか、来年の最初の一冊にするか嬉しい迷い中です^^。

『東大教授が教える 独学勉強法』柳川範之


いきなり勉強してはいけない。まず、正しい「学び方」を身につけよう。勉強は中身だけではなく、どうやってするものなのか、という学び方をもっとマスターする必要があります。本書は著者の長年にわたる独学経験に基づき、「自分で目標を見つけ、問いを立て、集めた情報や知識を自分の中に落とし込みながら考えを深め、それを現実に応用していく」という勉強の全工程について、具体的なやり方を体系的にまとめたものです


<評価>★★★★☆
結論から言うと、とても刺激を受けたし、やる気が出る内容でした。ただ、著者がいう、答えのない問いを考える練習をする、というのが、日本の学校教育に慣れている私には少しハードルが高いな、と感じました。教科書に書いてある事を暗記すればいいというのに慣れているんですよね。

でもこの情報過多の世の中で、それに振り回されない為には、自分で考えて選択する、という事が必要なんでしょうね。大学の勉強がまさにそれらしいです。必修科目をのぞけば、好きな授業を履修して、最後に自分の考えをまとめて卒業論文として発表する。確かに論文って、自分の意見をいれないと、ただ本をコピペしただけになってしまいますもんね。

独学のいい所は、まず自分のペースでやれること。理解の速さは人それぞれで、速いから理解できている、とは限らない。じっくりと時間をかけた方が知識が深まっている場合もあるから。あと、この教科書は自分には合わないな、と感じたらすぐに他の教材にいけること。学校だったらそれは無理ですからね。

何を勉強していいか分からないという人は、興味のありそうなものを2~3個調べたりして、面白そうだと感じたものを掘り下げていけばいいそうです。私だったら、読書が大好きだから、まず読めない漢字がないように漢字の勉強をしながら、文学史や比較文学について勉強したり、古典を読んで自分なりの解釈をしてみる・・みたいな感じかな~。あと、難しいだろうけど、紫式部とかの古文をすらすら読めるようになりたいなと思います。

勉強のモチベーションがあがる本なので、たまに読み返したい一冊となりました。
わかについて

やま☆わか

Author:やま☆わか
 HN:わか

 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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