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『泣くなら、ひとり』壇蜜


「幸せにします」と言われても、「幸せって何さ」と思い、
手帳には大事な存在である「ある少女」からの手紙を挟んで持ち歩き、
自分の中には、反対の性が住んでいると断言。
見られてマズイ画像を持っている人を心の中で数え、
3月11日には、非力でも、向いてなくても、誰かを助けたい、と祈り、
暴かれたら世間から血祭りに上げられそうな過去があり、
たくさん寝ることが大好きで、孫自慢の激しい祖母の長生きを心の底から願い、
「私と春はどちらが図々しいだろう」と考える……
〝35歳の壇蜜〟という、類い稀なるキャラクターのリアルがここにある!


<評価>★★★★☆
壇蜜日記3です。よくある爽やかなエッセイかと思いきや、本音がずばりと書いてあって、癖になる面白さがあります。地味な毎日を送りながらも、世間からどうゆう目で見られているか、どうゆう理由でタレントをやっているのかを冷静につづっています。この人頭いいよな、と感じます。

例えば、悪気がなかったから仕方ないじゃん、と誰かが言った。悪気がないことを言った本人が「悪気はない」と言うのは、相手を傷つけることを言った自覚をちょっとでも持っていたという裏付けになるように思えるのは気のせいか。これらを言う者たちは、正論にも悪気なき発言にも腹を立てない性分を持っているのだろうか。・・・みたいな感じで読んでて面白いんです。

35歳だから、もちろん男もいればいろんな過去もある事を隠さず、上手に読者を煙に巻いてる感じが上手い。

これを読んでいると、こんな世の中だけど、ひっそりと今日も生きていこう・・的な気持ちになります。自虐的なんだけどどこまでも冷静だから心が落ち着く感じです。文才があるタレントさんです。

本屋大賞が発表されました~♪


本屋大賞が発表されたので、ライブ中継を見ました。
瀬尾さん、大賞受賞おめでとうございます(*^▽^*)
悪い人が出てこない、実に瀬尾さんらしい作品だと思います。普段、本をあんまり読まない人にもおすすめ出来る、優しい物語です。

本屋大賞は、「該当作無し」が絶対にない賞です。書店で働いている人であれば、アルバイトでも経理の人でも、掃除の人でも誰でも投票できます。非常に透明性のある賞ですね。しかもプロの作家さんではなく、本好きの書店員さんの投票というのが親近感があっていいです。ただ、書店員さんたちは、全作品を購入して、読破しなければならないので、大変だろうな、とは思います。

点数を見ると瀬尾さんが圧倒的に一位でしたね。全くノーマークだった小野寺さんが二位ってのはすごいです。森見さんは直木賞といい、いつも惜しい。三浦しをんさんと伊坂幸太郎さんは、過去に大賞をとっているので、下の方でしたね。

翻訳小説部門は『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ
超発掘本は『サスツルギの亡霊』神山裕右です。

読みたい本が増えました♪

『わたし、定時で帰ります。』朱野帰子


絶対に定時で帰ると心に決めている会社員の東山結衣。非難されることもあるが、彼女にはどうしても残業したくない理由があった。仕事中毒の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、すぐに辞めると言い出す新人…。様々な社員と格闘しながら自分を貫く彼女だが、無茶な仕事を振って部下を潰すと噂のブラック上司が現れて!?働き方に悩むすべての会社員必読必涙の、全く新しいお仕事小説!


<評価>★★★★☆
本屋さんでこのタイトルを見た瞬間に「買おう!」と思いました。我が道を貫く女性が出てくるお話、大好きなんです。読んでみて思ったのは、まだまだ日本は残業を美徳と考える風潮があるんだな~って事です。残業しなくていいように、濃密に仕事しよう、ではなくて、だらだらでもいいから、残業しましょう的な。

仕事を絶対に休まない女性を結衣が心の中で「皆勤賞女」と呼んでるとこでは笑ってしまいました。有給ってとりづらいですよね。嫌味言われるくらいなら、有給なんていりませんって思ってました。

何故、結衣が定時に帰ることにこだわるのか、だんだん明らかになってきて、なるほどな~という感じでした。過労死すんぜんまで仕事をすると、アドレナリンが出て快感になるって本当なのかな?そこまで働いたことないから、分からなかった。本を読めば読むほどテンションが上がるリーディング・ハイ(?)みたいなのにはなったことあります。

内容は分かってるけど、ドラマも見ようと思っています。だってヒロイン役が吉高由里子って、物凄いはまり役!!

図書館に行ってきました~♪


図書館に行ってきました♪もうだいぶ暖かくなってきましたね。衣替えしなくては^^
借りてきた本は、
『青くて痛くて脆い』住野よる
『猿の見る夢』桐野夏生
『たった、それだけ』宮下奈都
『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ
『泣くなら、ひとり 壇蜜日記3』壇蜜
の5冊です。

久しぶりの桐野さん。実力はお墨付きなので楽しみです。とんでもない毒が待っていそう(笑)。
女性芸能人の中では、石田ゆり子さん、小泉今日子さん、に次いで壇蜜さんのエッセイが好きです。
淡々とした文章なのにしょっちゅうドキリとさせられます。

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ


森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作


<評価>★★★★☆
「父さんは今日から父さんを辞めようと思う」の『幸福な食卓』を懐かしく思い出しました。
父親が3人、母親が2人いる、優子の成長物語です。
普通ではありえない設定なのに、瀬尾さんの手にかかると人と人との絆のお話になるんだな。
親がころころ変わるのに、悩みがないのが悩み・・なんて普通ありえないーと思いながらも、ラストまで読むとじんわり涙が出てきました。本当に悩みがない訳ではなくて、クラスでもめ事があったりなんだりするんだけど、優子はそれを気にしない強さを持ってるんですよね。その強さの源は血が繋がっていなくても、自分を一番に考えてくれる大人の存在。

ただ、ラストあたりであかされる梨花さんのやっちゃってた事は、少しひどいと思いました。まあ、優子を可愛いと思うあまり・・なんだろうけど。

瀬尾さんの作品は、『図書館の神様』とかの初期のやつしか読んでなかったので、近作を読みたいな、と思いました。派手さはないけど、毎回良作を書く作家さんなので、そろそろもっとスポットライトを浴びてもいいのでは?と感じます。ほっこりしたい人向けかな。本屋大賞ノミネート作品です。
わかについて

やま☆わか

Author:やま☆わか
 HN:わか

 活字中毒です。家事の合間では本ばかり読んでいます。気軽にコメント頂けたらうれしいです。
 

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